| カーオーディオ・システムの換装について 外部入力付きのオーディオに換えて、HDDナビに音楽を高音質で再生したい! |
|
純正オーディオの性能AMラジオ、FMラジオ、CD(MP3非対応)のソースをMonoもしくは通常のStereoで再生可能。 外部入力が無いため、Car-NAVIやiPodなどの音源をC5内で聞くためには、FMトランスミッター経由でFMラジオに飛ばすしか方法は無かった。 FMの任意の周波数に合わせて送信しても、バイクのノイズや違法無線の混信などによる不快感が付きまとうものだった。また、移動先の放送局が最初に設定した周波数と同じ、あるいは近接しているとやはりノイズとなって音楽再生を妨げるものであった。 日本向けC5に純正で装着されているのは2004年モデルではClarion製の"PU-2472(F)"である。出力はカタログ上ではフロント/リアの左右それぞれ35W。ラジオの感度等は記載されていない。実際に使用していると、CDは車載純正クラスとしてはまあ並のサウンド。FM感度も平均レベル(都内だけでなく地方都市までも含めた使用感)。AMラジオは都内でも合格点を与え難い状況が時としてある。 若い頃と違って大音量で陶酔したいなどという気持ちは全く無いのだが、外部入力が無いのは致命的、FMで飛ばすのは自分としては許容範囲以下であった。 外部入力を増設(改造になるかな)できないか検討したくて架電したが、純正メーカーのお客様相談室はまったく当てにならなかった。情報非公開、約束した日に連絡はよこさない、やっとFAXで手に入れたのはHU裏のピン配列表。しかし機能説明は自社内での略語で一切解説なし。「これで勘弁してください!」との事。 好きなカーオーディオを買ってきて、乗せ買えちゃえば良いではないか?というのが普通の車のオーナー。しかし、我がC5を初め最近の欧州車はStalk Controlなる仕組みを採用しており、仮にヘッドユニット(HU)を換えたら、ステアリング脇の杖型リモコン(Stalk)からのオーディオ制御は一切出来なくなってしまう。CD、ラジオの切替、曲目や放送局の切替、ボリュームの調整など便利な機能とはおさらばになってしまうのだ。 なんとかこのリモコン機能はそのままにカーオーディオを交換し、外部入力も使えるようにしたい!できればC5のディスプレイ表示も生かしたままにしたい。そう考えて行動を開始した。 最初に見つけたのがソニーで出している欧州車用配線キットRC-108。これはCitroenのコネクタに対応して電源と音声信号をHUのコネクタに変換するものです。Sony Mobileのホームページに詳しい情報がありました。あとはリモコンの変換だ。 あちらこちらWEB検索を重ね、イタリアにC5用外部入力アダプターの記述を発見、何度かメールで問い合わせるが肝心にところでレスなしになってしまう。ドイツの販売店イギリスのカー用品サイトも最初は色よく返事をくれるのだが、結線等技術的な質問になるとレスなしになってしまう。唯一見つけ出したのが英国のConnects2社のアダプター。名づけて"DISPLAY DRIVER AND STALK ADAPTER" サイトの詳細をみればC5だけでなく、Citroen車載オーディオの殆どに対応できる製品群があるという。他にBMWなど数多くの欧州車用も開発済み、これは買いだ! |
|
換装する際の絶対条件・外部入力を装備する ・従来の機能、すなわち入力切替、ラジオ選局、音量リモコン、ディスプレイ表示は一切犠牲にしない。 ・できれば音質を向上させたい ・お金はなるべくかけない(機材費は仕方ないけれど) ・いつでも簡単に純正HUに戻せる 1)必要な機材 ・換装するオーディオ機器(SONY BUS搭載HU) ・欧州車用配線キット ソニーRC-108 ・Display Driver and Stalk Adapter DCTS001 ・HUを固定するためのプラスチック板 ・アース線20cmくらい ・外部機器とHUを渡すオーディオケーブル。HU側はRCAピン(おなじみの赤と白のコネクタ) |
|
|
2)Head Unit(HU)の選択 外部入力の有無は換装するHUの機能となります。どんな高級機でもその機器にAUX-INがなければiPodもDVD接続できません。 何故ソニー製品にしたかと言えば、Stalk Adapterはワイヤードリモコン端子とSONY BUSという機器コントロール・プロトコルを利用してディスプレイ表示やリモコン機能を行うからなのです。BMWなど他車のStalk AdapterもすべてSONY BUSによってコントロールしているようです。SONY製のHUでもこのSONY BUS等が搭載されている機種に限定されます。 今回私が選んだのはSONY製"CDX-M8800"です。外部入力は勿論ありますし、CD-R/RW、MP3にも対応しています。音の良し悪しや他の性能については、ここでは触れませんが元プロのRecording EngineerとしてOKを出せるクォリティだと申し上げましょう。 この他にも"CDX-F7700"などいくつかCitroen + Stalk Adapterに対応できる機種が有りましたが、この"CDX-M8800"のパネルがBlack Out機能と言ってイルミネーションをオフする機能があることも大きなポイントになりました。ここ20年ばかりカーオーディオはギンギンギラギラのイルミネーション流行りで、私のようなおじさんドライバーにはうるさくて仕方ありません。いい音が出ていて存在感を感じさせない仕様はまさに求めていたものです。 |
|
![]() |
|
| 3)取り付けは簡単か? 実はStalk Adapterに添付されていた解説書は取り付けのSTEPを数行ずつ記述したものに2葉の写真があるだけで、盲信して作業するには勇気が要ります。幸い前述のSony MobileのCar Fittingにコネクタの配列が詳しく記述されていましたので、ひとつひとつ確認して結線に望みました。私のC5(2004年モデル)の場合は何も変更は有りませんでしたがCar Audio and Speaker Fittingのところに'01−'02年式が紹介されており、アクセサリ電源とバックアップ電源の結線を入替える事と記述されていました(入れ替えをしないと動作はするのですが、いつまでも電源がオフにならず、バッテリーあがりの原因になってしまうのだそうです。)ところが試してみたのですが入替えると設定がすべてリセットされてしまいました。どうやら年式によって微妙に異なるようです。これは入替えても壊れるものではないので、接続の際には確認された方がよいですね。細かいケアのソニーさんに感謝! 結線の確認を念入りに行ったので時間はかかりましたが、換装の作業時間は試行錯誤の時間を含めて2時間程度でした。私のレポートを鵜呑みにして作業するなら小一時間で同じ事ができるでしょう。 |
|
調査3ヶ月、輸入4週間、準備1日、設置2時間 |
|
Go Prev. |
Go Next |